室内で豆柴を飼う場合、シャンプーの頻度はどのくらいがいいのでしょう?
犬のシャンプーは2週間に1回という説と月に1回という説がありますが、豆柴はどちらがいいのか・・
この記事は、「豆柴のシャンプーの頻度はどのくらいがいいの?」また、「豆柴でもトリミングサロンを利用する必要はある?」と疑問に思っている人に向けて書きました。
豆柴のシャンプーの頻度は月に1回が基本
豆柴(柴犬)は意外と皮膚が弱く、シャンプーの頻度が多いと必要な皮脂まで落としてしまう可能性もあるのでやはり1ヶ月に1回というのが基本です。
皮膚トラブルはエサが原因というケースも多いので一概には言えませんが、少なくとも凜太郎は飼いはじめからこれまで月1回のサイクルで問題なく過ごせています。
まだ若いとはいえ、どちらかというと毛並みも良いほうだと思うので2週間おきにシャンプーする必要性は感じていません。
まぁまぁの毛並み?
犬のシャンプーの頻度は2週間に1回という情報もありますが、これはチワワやトイプードルなどシングルコートの犬種を対象にしたものと考えたほうがいいでしょう。
シャンプーのメーカーがあえて犬種を指定せずにこうした情報を出しているケースもあるようです(その理由はもちろん…)。
実際、被毛が二層になっているダブルコートの豆柴は、抜け毛が多く乾かすのもひと苦労なので、2週間に1回のシャンプーというのはちょっと大変だと思います。
シャンプーは自分でやる?トリマーさんにお願いする?
頻度は月に1回が基本として。シャンプー(お風呂)自体は、自分でやるのとトリミングサロンでプロにお願いするのとどちらがいいのでしょう?
もちろんどちらもメリットとデメリットがあると思いますが、
凜太郎の場合は月ごと交互にしています。
つまり自分でシャンプーしてあげた次の月はトリミングサロン、次の月は自分でしてあげるのサイクルですね。
なぜそうしているかというと、トリミングサロンでシャンプーをお願いすると「爪切り」「肛門絞り」「耳掃除」をセットでしてくれるから。
トリミングサロンでこんな写真も撮ってくれます
最初はこれらのケアも自分たちで全部やると決めていましたが、これがなかなか上手くいかなくて…。
とくに「肛門絞り」が苦手で、動物病院でいろいろとコツを教えてもらったんですが、どうしても自分でできなかったんです。
でも健康診断のときなどに一緒にお願いすると、先生は肛門絞りも爪切りもサクッと終わらせるんですよね。
その割りにまぁまぁのお値段がする・・(汗)
それで、爪切りだけはなんとか自分たちでやろうと。
すごく嫌がってたけど奥さんと二人がかりでなんとか切ってました。
なんとか切ってたんですが、あるとき、アレをやっちゃったんです。そう、深爪で出血。
あぁ~、もうこれは爪切りも無理だと。
幸い、肛門絞りのほうも、先生に「凜太郎くんはそれほど溜まるほうではないから2ヶ月に1回でもいい」と言われていたので、
「じゃあ2ヶ月に1回トリミングサロンでまとめて全部やってもらおう」となったわけです。
ちなみに爪切りの頻度も、「こまめにやった方がいい派」と「あまり頻繁にやらない方がいい派」で意見が分かれるようですが・・、
もちろん「あまり頻繁にやらない方がいい派」に所属することにしました(笑)
実際、今は2ヶ月に1回の爪切りでとくに問題はありません。
トリミングサロンを利用することの意外なメリット
そんなこんなで結局トリミングサロンに通うことになったわけですが、飼いはじめた当初は豆柴はカットの必要がないのでトリミングサロンとは無縁だと思っていました。
「シャンプーだけで5,000円? いやいや、そんなの贅沢でしょ」と思っていましたが、
今では「爪切り」「肛門絞り」「耳掃除」までセットで全部やってくれるのでむしろ安くさえ感じます(病院だとこれだけで数千円かかります…)。
2ヶ月に1回と考えるとコスパ的には大満足。
しかも、トリミングサロンを定期的に利用することには意外なメリットがあるんです。
それは、自分でシャンプーしてあげるときに余裕が生まれること。
自分でシャンプーをしていると、「顔や耳を洗うのは怖いけどちゃんと洗わなきゃ」とか「洗い残しはないかな」とかプレッシャーを感じませんか?
でも、無理をしなくていい。「来月はトリマーさんだから」という余裕が生まれるんです。
あと、ずっと自己流だと、シャンプーの方法が間違っていないか心配になりそうですが、定期的にプロにお願いしていればこうした心配もいりません。
もちろん、ある程度手を抜いてもいいという心の余裕は、飼い主にとってもワンコにとってもストレスがない。
こうした安心感が得られるのはトリミングサロンの大きなメリットだと思います。
トリミングサロンで豆柴のシャンプー|相場はおいくら?
凜太郎が通っているサロンは「マイクロバブル」「シャンプー洗浄」で料金は5,000円です。
たぶん相場はこれくらいだと思いますが「爪切り」も「肛門絞り」も嫌がらずにできている(飼い主がヘタなだけ?)ようなので安心して同じお店でお願いしています。
ちなみにマイクロバブルは
- こすり洗いしなくても高い洗浄力
- 毛穴の奥にたまった老廃物を除去
- 毛穴を刺激してこれから抜けようとしている毛を除去
- マッサージ効果でリラックスできる
といった効果があるみたいです。
凜太郎は2日に1回はブラッシングしてますが、それでも換毛期にお願いしたときは抜けた毛の量が湿った状態でソフトボールくらいありました…。
自分でシャンプーするときの3つのポイント
ここまでトリミングサロンのメリットなどを書いてきましたが、
逆に「シャンプーが苦手でいつもトリマーさんにお願いしてるけど、できれば自分でもしてあげたい」という人もいると思います。
わたしも得意なほうではありません。でも、最初は嫌がっていた凜太郎もなんとか自宅でシャンプーができるようになりました。
そのきっかけになったポイントがいくつかあって。もしかしたらシャンプーが苦手な飼い主さんのヒントになるかもしれないのでここで紹介しておきます。
まだ水温が高いかもしれない
よく「水温は人肌の温度で」と言われています。
でも、家庭用シャワーのお湯の温度ってたいがい最低が37°までしか調整できなくないですか?(できるのかな…)
で、「とりあえず37°でいっか」といった感じで始めちゃう。
わたしはそうだったんですが、けっこう多いと思うんです、こういうパターン。
でも、ある日たまたま水温が35°になるボタンを見つけて。次のシャンプーのときにシャワーを35°でやってみたんです。
そうしたら凜太郎の反応が今までと違う。まぁ、慣れてきただけかもしれませんが37°では熱かったのかも。
そもそも35°だって自然界にはない水温だと思うので、熱くて怖がる可能性は十分考えられますよね?
とくに夏場なら「水を足すなどして水温を35°くらいにする」
これは試してみる価値があると思います。
床にマットを敷いてあげる
まぁこれは実践している人も多いと思いますが、ワンコが滑らないようなマットをお風呂場に敷いてあげること。
シャワーが苦手なワンコはちょっとしたパニック状態になって動き回ったりするので、下がツルツル滑ると余計にパニックになります。
「足元が滑って安定しないからお風呂場が苦手」というケースもあり得るので、なるべく大きなマットを用意して床が滑らないようにしてあげると少し落ち着くかもしれません。
古くなったバスタオルなんかで代用してもいいと思います。
シャワーのお湯がお風呂場の床に打ちつける音を和らげるという効果もあるので、もしいつも何も敷いていなかったら試してみましょう。
意外な盲点かもしれないので念のため。
立ってる姿勢が落ち着くことも
これは凜太郎だけかもしれませんが、風呂釜に手を掛けたりして足で立っている状態でシャワーをかけるとちょっとおとなしくしています。
不安定な状態で緊張しているだけという可能性もありますが(汗)、立っているとお腹もちゃんと洗えるのですごくラクですよ。
もちろんずっとこの姿勢ではできませんが、シャンプーするときは立っているバージョンも取り入れています。
ということで、苦手なシャンプーを克服した3つのポイントでした。
あまり参考にならないかな…。
あと、もしどうしてもシャンプーを嫌がるワンちゃんは、はじめから無理にシャンプー洗浄まで終わらせようとしないほうがいいと思います。
まずはお風呂場でシャワーの音を聞かせるだけ。慣れたら足だけシャワーをかけてみて。次はシャワーで体を濡らすだけ。という段階を踏んでいくといいかもしれませんね。
まとめ
豆柴は皮膚のトラブルが多い犬種なので、必要以上に皮脂を落とさないようにシャンプーの頻度は月に1回が基本です。
もちろんシャンプーは、自分でしてあげてもトリミングサロンを利用してもどちらもOKだと思います。
凜太郎の場合は、わたしが爪切りと肛門絞りができないという理由で2ヶ月に1回トリミングサロンを利用することになりましたが・・
どちらにしても定期的にトリミングサロンを利用するのはいろいろなメリットがあるのでオススメです。(3ヶ月とか半年に1回でも)
もし爪切りや肛門絞りなどが苦手という人はぜひ。
ちなみに自分でシャンプーするときに使っているのはこのシャンプーです。
とくに柴犬用というわけではありませんが、皮膚トラブルが出ていないし香りも良いのでずっと使ってます。
Amazonでも「乾きが早い」「コスパが高い」など高評価な人が多いようです。
最後に補足ですが、豆柴は被毛がダブルコートなので思っている以上に体(皮膚)が乾きません。
生乾きは臭いや体調不良の原因になるので、とくに冬場はちょっとしつこいくらいドライヤーをかけてあげましょう。
ちなみにドライヤーは、スカルプモードなどHotとCoolの中間くらいの温度のモードがあるものが便利ですよ。
同じ場所を集中して乾かしても熱くなりすぎないので、わたしはいつもスカルプモード+最大風量にして乾かしています。
以上、豆柴のシャンプーの話でした。この記事がシャワーやトリミングサロンに関する悩みのヒントになれば幸いです。