犬のペット保険は必要なの?【一度待って6歳から加入】という考えは?

ペット保険の考え方

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前回、ペット保険を選ぶポイントについて書きましたが、あれには続きがあって・・

実は、「ここ」と決めて申込んだ保険会社に加入を断られたんです、書いた張本人が…。

で、その後いろいろと考えて出した結論は『6歳を過ぎた頃に再び検討する』です。

片っ端から加入できる保険会社を調べてもよかったのですが、ここはしばらく「待つ」ことに決めました。

今回は、「ペット保険に加入するのは一度待って6歳から」という考え方を、ペット保険のデメリットの説明も含めて共有したいと思います。

ペット保険は生涯で掛け金をいくら払う?

凜太郎は1歳をちょっと過ぎたくらいで肺炎に罹ってしまったんですが、保険を断られたのはおそらくそれが原因だと思います。

これ、いつもお世話になっている病院の先生に話したら「それはおかしい。うちで扱っている保険会社ならあり得ない」って言ってましたが・・

一度違った角度からペット保険を見てみようと思い、とりあえず生涯でいくら掛け金を払うのか調べてみました。

この表は、有名な保険会社を3社選んで、2歳から14歳(犬の平均寿命)までの月々の掛け金(かっこ内は年払い額)の推移と合計金額をまとめたものになります。

年齢/
保険会社
F社 S社 A社

2歳

1,950円 (21,250円) 2,380円 (27,860円) 3,440円 (37,510円)

3歳

2,590円 (30,310円) 3,580円 (39,010円)

4歳

4,470円 (48,720円)

5歳

2,930円 (31,950円) 4,780円 (52,150円)

6歳

3,920円 (45,850円) 5,180円 (56,520円)

7歳

5,650円 (61,630円)

8歳

6,180円 (67,630円)

9歳

3,570円 (38,850円) 5,670円 (66,360円) 6,770円 (73,900円)

10歳

7,530円 (82,140円)

11歳

8,190円 (89,380円)

12歳

4,450円 (48,500円) 8,260円(96,670円) 8,280円 (90,380円)

13歳

8,340円 (90,990円)

14歳

8,380円 (91,370円)

総額

(453,600円)

(745,430円)

(881,330円)

条件は、補償割合は70%、期間は2歳から14歳まで、犬種は柴犬になっています。

細かい補償の内容は違いますが、同じ条件で並べても生涯の掛け金はかなりの差があるのと同時に、会社によっては生涯で90万円くらい払うということにビックリ。

しかも、トータルコストで言うと・・、

補償割合が70%の保険の場合、逆算すると掛け金が70万円なら治療費が100万円でプラスマイナス0だから、

生涯で70万円の保険代を払っても、101万円以上の治療費が掛かかれば保険に入っていて得をしたことになります。

ペット保険は「健康診断」「ワクチン接種」「去勢・避妊」「歯科治療」などは補償されないし、既往症や先天性疾患も対象外なので。

純粋な病気やケガの治療費で生涯100万円以上ってなると結構な金額ですよね…。

ペット保険の最大のデメリットとは?

ここで前回につづき、YouTubeの紹介です。
※設定ボタンで再生速度を1.25くらいにして見るのがオススメです

今回は、あるペットショップの店長が「ペット保険の注意点」などについて解説している動画を選んでみました。

動画内(9:25~)で、生涯の治療費は、ご自身のケースやお店のスタッフに聞いても「高くて60~70万円位、100万円以上の人はいない」と話しています。

やっぱり生涯で100万円以上ってかなりレアケースなのかもしれません。

また、(5:20~)一度罹った病気は翌年から補償の対象外にする保険会社があると話していますが、それってユーザーに優しくないとあらためて感じます。

保険会社側の都合でいきなり保険の継続を断られるケースがあるというのは、ペット保険の最大のデメリットと言っていいでしょう。

現状では、ペット保険は、人間の保険や自動車保険に比べて圧倒的にユーザー側が不利な条件になっているということです。

それでもペット保険に加入しておきたい理由

保険とは?
生涯の掛け金が70万円以上だと元が取れない可能性が高いとか、ユーザーが不利な条件になっているとか・・

ペット保険にはデメリットも多いですが、「それでもいずれは加入できればいいな」と思います。

その1番大きな理由は、保険に入っておけば「高額治療」が必要なときに迷わずお願いできるからです。

もちろんそんなことはあってほしくないですが、いつ大きな病気やケガをして高度な手術が必要になるかはわかりません。

とくに外科手術は費用が高いことが多いようなので、もしそうなったときに最善の選択ができるようにしておきたいと。

やっぱり突然の高額な出費をカバーしてくれるというメリットは大きいです。

それだったら6歳くらいでもう一度検討しよう!

そこでもう少し年を取ってからまた加入の申込みをしてみようと考えました。

先に書いたとおり、現状のペット保険はあまりにも保険会社側が有利な条件になっているし、今はどちらにしても(肺炎の影響で)加入できないかもしれないので何年か様子をみようというわけです。

保険会社によっては7歳を境に加入する条件が変わることもあるので、「それだったら6歳を過ぎた辺りに再び検討してみよう」という考えで落ち着きました。

果報は寝て待て

凜太郎はいま2歳半なのであと4年。

あと4年もあれば今よりもっと良い保険ができている可能性もありますし、それまでに大きな病気をしなければ審査に通るかもしれません。

しかも、ペット保険はすべて掛け捨てだし、若いうちから加入していれば安くなることもないので、いつ加入しても同じなんですよね。

4年というと、掛け金が年額3~4万円なら15万円前後ですか。

もし、運良くそれまで大きな病気やケガをせず、保険に加入したつもりで貯金をしていれば、その分はそのまま6歳以降の治療費や保険代に当てることができます。

どちらにしても、さすがに保険代をトータルで90万円も払うのは本末転倒という気がするので少し期間を空けて。

それまでに何かあったらしょうがないと割り切ることにしました。

まとめ

ペット保険の掛け金は70%の補償で生涯50万円~90万円くらい掛かるので、逆算すると平均的に100万円以上の治療費が掛かると元が取れるということになります。

じゃあ実際に、生涯の治療費が100万円以上掛かるかというとその可能性はあまり高くなさそうです。

まぁ、保険ってそういうものだし、一概に損得勘定だけで決められるものでもありません。

ただ、それならまだワンコが若いうちは保険代を貯金に回して、6歳を過ぎた頃にもう一度検討するというのもアリだと思います。

急がば回れ

少なくとも、若いうちから入っていれば掛け金が安くなるとか、無条件に契約を更新できるとか、ペット保険にはそういうメリットがないので損をすることもない。

しかも現状では、保険会社側の都合のいいような条件の保険しか選択肢がないという。

そんなこんなで、私は今後もう少しユーザーファーストな保険が登場することへの希望も込めて、しばらく「待つ」という選択をしました。

それと、ペット保険には「入院」「手術」「通院」のフルカバータイプだけでなく、入院と手術の費用だけ補償する(通院費用の補償はなし)タイプもあって。

このタイプだと70%補償でも生涯の掛け金がかなり抑えられるので、それも選択肢の1つとして考えています。

ということで、あまり上手く説明できませんでしたが、ペット保険に対する1つの考え方として参考にしていただけたら幸いです。