豆柴の購入はブリーダーからが常識?私はペットショップで買いましたが…

ペットショップでの凜太郎

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犬を飼いたい思ったときに、ブリーダーとペットショップのどちらで購入したらいいか迷っている人って多いですよね。

なかにはペットショップでは買わない方がいいなんて言う人もいるし。

とくに豆柴はブリーダーから購入するのが常識みたいな空気があるからなおさらです。

この記事は豆柴をペットショップで購入した管理人の感想をまとめています。

愛犬をペットショップで見つけた飼い主が出した意外な結論とは?

豆柴の購入先はブリーダーとペットショップどちらが正解?

同じ豆柴の飼い主さんから「どこのブリーダーさんから購入したの?」と聞かれることがよくあります。

はじめは気にしていませんでしたが、みなさんの反応を見ていて徐々に「あっ、豆柴ってふつうブリーダーから買うんだ」と学習するようになりました。

ではペットショップで購入して後悔しているかと言えば全然そんなことはありません。むしろあのお店で凜太郎と出会えて本当に良かったと思っています。

ただこれは、凜太郎と出会ったお店がたまたま良いペットショップだっただけなのかもしれません(店員さんもすごく信頼できる人でした)。

実際、凜太郎をお取り置きしてもらっている間にできる限りいろんなペットショップを回りましたが、「ここではあまり買いたくないな」というショップもありましたし。

じゃあやっぱりブリーダーか・・

いったい豆柴の購入先はどちらが正解なんでしょう?

ということで、とりあえずブリーダーとペットショップそれぞれのメリット・デメリットを整理してみました。

ブリーダー

メリット

  • 豆柴専門のブリーダーであれば知識が豊富
  • 親犬や兄弟犬も確認できる
  • ある程度成犬時の大きさが保証されている

デメリット

  • 近くになければなかなか購入に踏み切れない
  • いまだに悪徳ブリーダーが存在する
ペットショップ

メリット

  • 気楽にワンちゃんを見比べられる
  • 家の近くならアフターケアも安心

デメリット

  • そもそも豆柴を扱っているショップが少ない
  • 豆柴を扱っていても専門知識は店員さん次第
  • 優良なショップかどうかの見極めが難しい

こうして比べてみると、それぞれ特徴があるのでどちらがいいかは人それぞれ。

また、飼い主としての経験や予算などによっても変わるので、ワンコの購入先に正解はないと言ってもいいでしょう。

ただし、豆柴に限っていえば「購入先はブリーダーとペットショップどちらが正解か?」の答えは意外なところにあるかもしれません。

そのカギとなるのは・・

なぜふつうサイズの柴犬ではなく豆柴がいいのか

「なぜ豆柴を飼いたいの?」

この質問、あなたならなんと答えますか?

なぜふつうサイズの「柴犬」ではなく「豆柴(もしくは小豆柴など)」が欲しいと思っているのか。ここがポイントです!

おそらく多くの人は「小さくてカワイイから」と答えるのではないでしょうか。

同時に、豆柴を飼おうと思っている人には共通している悩み、というか不安があります。

それは「成犬になったとき柴犬並みに大きくなったらどうしよう」という不安。

裏を返すと「なるべく大きくならないで欲しい」という想いです。

当然、「健康に育ってくれればそれだけで十分」という大前提はありますが、どうしても「できればあまり大きくならないで欲しい」って考えちゃいますよね。

自分も含めて、すでに豆柴を飼っている人も多かれ少なかれこの気持ちはあったはず。

柴犬の赤ちゃん達

そしてこの想いがブリーダー・ペットショップ論争(?)のカギになります。

どういうことか言うと・・

少なくとも豆柴好きの私たちは「ブリーダーとペットショップのどちらから購入すればいいか」で悩んでいるわけではなく・・

豆柴サイズに収まるワンコはどこで購入できるのか” で悩んでいるのかもしれないということです。

当然そうなると、サイズ管理ができていそうなブリーダーのほうを選びたくなる。

たしかに豆柴専門のブリーダーなら健康面やしつけなどのノウハウもあるので安心という意見もあります。

でも本当のところは、「購入したワンコが大きくなったら困るから」というのがブリーダーが好まれている1番の理由なのかもしれません。

では “ペットショップで購入した豆柴” は豆柴サイズに収まらないのでしょうか?

いや、そんなことはないと思います。

ペットショップで「豆柴」として販売している子はちゃんと豆柴サイズに収まるでしょう。

理由は簡単。その子は豆柴のブリーダーさんからやって来たからです。

注意
「豆柴タイプ」とか「豆柴サイズ」と称して売っているショップは避けましょう。これはあくまでも小さめの柴犬というだけで「豆柴」ではありません。

ブリーダー?ペットショップ?タイプ別おすすめ購入先

今このページを見ている人は次のどちらかのタイプに分かれるのではないでしょうか。

  • 何かのきっかけで豆柴を飼いたいと思ったけどどこで買えばいいんだろう?
  • ペットショップで気になる子を見つけたんだけどブリーダーじゃなくても大丈夫?

一言でいうと「これから探すか」「すでに出会っているか」ですね。

もしあなたがこれから豆柴を探すのであれば、やはりブリーダーから探すのが無難かも。

豆柴専門のブリーダーなら基本的には親犬だけでなくその前の世代まで豆柴(小さいサイズの柴犬)ということが保証されています。

なので大きく育つ確率は低く、エサの量や健康管理のノウハウもあるから安心して育てることができるはずです。

近くにブリーダーがない場合はネットなどで調べてお気に入りの子を探すことになるかもしれませんが(もちろん会いに行けるのがベスト)。

ペットショップで探そうとしても「豆柴」を取扱っているお店が少ないし、よっぽどタイミングが合わなければ運命の子と出会える可能性は低いでしょう。

豆柴を扱っているペットショップをチェックしておいて、そこで気長に探すのもありですが、この場合はだんだん理想が高くなって熱が冷める可能性も・・。

柴犬の肉球

一方、もしあなたがすでに “気になる子に出会っている” のなら話は早いですね。その子がペットショップにいたとしても臆することはありません。

そもそもペットショップで「豆柴」を取扱ってるお店が少ないのは、大きく育ってしまってクレームになるのを嫌ってるのが大きな理由の一つ。

これは逆に言うと、「豆柴」として販売しているペットショップは適性サイズの豆柴に収まる自信があるということです。

実際、凜太郎を購入したペットショップは、「豆柴」として販売していましたし、購入後にKCジャパンの血統証書が送られてきましたよ(JKCじゃないと意味がないという人もいると思いますが)。

そういうペットショップは豆柴のブリーダーから仕入れているからこそ「豆柴」として販売しているわけで。早い話、ブリーダーと飼い主を仲介しているだけなんですね。

そう考えると、意中の “豆柴” がいるのがペットショップだとしても心配はいらないと。

おそらくその子とは運命の出会いなので、あとは衛生管理やアフターケアなどの面をチェックして信頼できそうなショップなら購入しても大丈夫だと思います。

【まとめ】 ~ そもそもどちらか迷うだけ無駄?

ブリーダーから購入するかペットショップで購入するかもう迷う必要はありません。

これから探すのであれば専門のブリーダーから購入した方が適正サイズの「豆柴」に収まる可能性は高いので安心だと思います。

豆柴専門の有名なブリーダーさんは比較的カンタンに見つけられますしね。

そして「豆柴」として販売しているペットショップですでに出会っているのであれば、おそらくその子も豆柴のブリーダーから仕入れているので心配しなくていいと。

「豆柴」と明記している時点でそのショップも自信を持っているわけですから。

これを言ったら元も子もありませんが、結局どちらで購入してもいいということです。

ただし、どちらにしてもインチキな商売をしているところに引っかからないように気を付けなければいけません。

豆柴専門ではないブリーダー、いかにも世話の行き届いていない(店員さんが少ない・清潔感がない等)ペットショップには注意しましょうね。

生後2ヶ月以内で店頭デビューさせていたり、血統書の発行ができないショップもNGです。

豆柴を飼うということ

基本的に豆柴は、その系譜から “カラダが小さい柴犬” として生まれてくるので、やはり健康面で不安があることは認識しておかなくてはいけません。

もちろん元気な豆柴はたくさんいますが、豆柴を飼ううえではそういうことも頭の隅にいれておく必要があると思います。

もし大きく育ってしまっても、健康に育ってくれればそれでいいですよね。

あと、世の中にはペットショップを批判している人もいますが、現状では極端に生体販売のペットショップを減らせば余計に歪みが生まれて犠牲になる命が多くなるはず。

なんでも欧米を基準にする必要もないので、ペットショップが日本独自の文化としてブリーダーと共存していくという方向もアリなのではないかとも思います。

すごく難しい問題ですが、個人的にはあまり原理主義的な考えにならないほうがいいのかなと…。

凜太郎と店員さん

はじめにも書きましたが、わたしは凜太郎をペットショップで購入したことにとても満足していますし、あのお店でしか出会えなかったと思うと感謝しかありません。

そういう意味ではやっぱり大切なのは “出会い” だと思います。

まぁ、ペットショップからしたら典型的な「いいお客さん」だったはずですが・・。
 


追記:「売れ残ったワンちゃんはどうなるか」という話についてペットショップの方が説明している良い動画があったので紹介しておきます。

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